【要注意】集客代行?の営業電話-よくある手口

最近

創業初期のためか、最近、会社番号の電話に「HP製作」「集客代行」や「マーケティング支援」と思われるような営業電話が頻繁にかかってきます、、、

最初に会社名をさらっと述べ(横文字短めで何をしてるか業態業種が分からないような名前です)、すぐに「こういうことをやってまして~」と一方的に話し始め、最終的には、
・「今日の午後か、明日ご都合いかがですか?」
・「明日か明後日、ご都合いかがですか?」
などと予定を迫る典型的なセールストークです。

1日に10件以上かかってくることもありました。

よくある営業電話の特徴

・会社番号ではなく、携帯番号からの発信
・会社名を最初に早口で流し、いきなりサービスの話をはじめる(会社の規模や実態など聞き返しづらい)
・サービス内容は極めて抽象的、若しくはいきなり「成果が2倍」とか言い出す(何を勧めたいのか、根拠資料等や事例もないのに殊更成果を強調するのははっきり言って「?」です)
・「会うか会わないか」ではなく「いつ会うか」を迫るクローズドクエスチョン
・判断を急がせる
これらは心理的に「断りにくくさせる」営業トークの典型(トークスクリプト)です。

とりあえず、PDFでもいいので資料を送ってくださいと言うと、「事前の資料送付はやってなくて~」とかもあったりします。
どの会社名&担当者からの電話もほぼ内容が似通っており、自動生成されたAIのような印象を受けます。

実際に自身がトラブルに至ったわけではありませんので、トラブル事例等はネット検索で調べていただければと思います。

防止対策

会社名・所在地・代表者を必ず確認
→ あいまいに答える会社や会社名でネット検索しても情報量の少ない会社は危険だと思います。身元をしっかりと明かさない人を信用できますか?

サービス内容をHPや資料で、契約内容を文書で確認
→ 仮に契約する場合、成果の定義、解約条件、料金の根拠を明文化してもらう。契約書はしっかりと精査し、法律知識を日頃からキャッチしておく(民法、商法、特定商取引法、消費者契約法。

メールや資料での説明を依頼
→ 電話だけで契約を急がせる業者はあまりいないと思いますが、アポ取りは電話だけで済まそうとします。人に提示できるような資料や文書がないんですかね、、

口コミ・評判を調べる
電話番号検索サイト電話帳ナビ、SNS(X)の検索機能で実際の被害事例がないか確認。怪しい?悪質?な会社の情報が載ってます。そこそこ参考になるかもしれません。


断り方を明確にする
→ 「営業電話は全てお断りしています。リストから削除をお願いします」と伝える。

集客代行サービス(マーケティング支援)自体に価値がないわけではないと思いますが、電話営業のみで強引にアポを迫ってくる業者にはとりあえず要注意です。
特に「会社の実態をはぐらかす」「成果保証を強調する」「予定を二者択一で迫る」場合は、慎重に対応すべきです。
ご自身を守るためには、冷静に情報を集め、内容を精査することが不可欠です。営業電話に安易に流されず、必要な場合はこちらから信頼できる業者を探す能動的な姿勢が本来重要だと思います。

私見

上に述べたような営業電話があまりにも数が多いのですが、会社や上司に言われたまま他社や他人と同じことをやっているようでは正直何の興味も魅力も感じられません。他人に言われたことでしか動けない人は、AIに取って代わられないよう今後気を付けてください。

忠告として、電話の先にいる相手をひとりの「人間」としてあまり見ていないことがありありと伝わってきますので、もう少し手法を変えられた方がいいかと思います。自分が「そのように」見ているということは、相手からも「そのように」見られるということを覚えておいてほしいと思います。

怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。

フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』

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